沈黙の追撃

ストーリーが単純につまらないのはセガール映画に高度なメッセージ性や考えさせられるストーリーなんて欠片も求めていないので別に構わないのですが、セガール映画といえばセガールが極悪非道な敵のボス達をボコボコにしたりコキャッしたりするのが味なのに、敵側のボス陣がほとんど仲間割れで死んでセガールが殺したのは敵側の裏切り者一人だけとか盛り上がりませんでした。
その裏切り者が逃げるためにエレベーターを待っていて、着いたエレベーターの扉が開いたらセガールがいて「ついてねぇなー」とぼやくのはその通りだよと思いつつ吹きましたが。直後にセガールヤクザキック一発入れられてあり得ないくらい吹っ飛んでそのまま死ぬ呆気なさも含めて。
ラストは「助けた仲間がじつは洗脳されていた!」というホラー映画定番のオチでしたが、なにぶんセガールなのであの女がセガールを殺そうとしてもガッコキャッとなる未来しか見えずまったく後味の悪いラストにはなっていませんでした。