トランスフォーマーリベンジ ランページ

※このレビューのランページは、かなり手を加えているためオリジナルとは大きく異なっています。その点を予めご承知の上でご覧下さい。



ディセプティコン・コンストラクティコンズの一員。劇中では体色が赤い個体と黄色い個体が登場し、赤い方はメガトロン復活作戦と最終決戦に、黄色い方はデバステイターの足という形で最終決戦に参加しました。
特に赤い個体は、最終決戦にてサムの両親を人質にマトリクスを渡すように迫るというフォールン、メガトロン、スタースクリーム以外ではトップクラスに目立つ見せ場が与えられています。その直後にバンブルビーと交戦し、手も足も出ず1分足らずで惨殺されるわけですが……ていうかリベンジのオートボットは全体的に強すぎるように思います。
余談ですが、メガトロン復活作戦の時ザ・ドクターが「パーツが足りない! 小さい奴を殺せ!」と言っていましたが、コンストラクティコンズで一番小さいのはランページだったりします。恐らく「小さい奴を殺せ!」→「(え、ヤバ、一番小さいの俺じゃん! 先手必勝で他の奴に擦り付けよう!)じゃあお前だな!」「え、マジ!?」と上手く切り抜けたのだと思われます。
閑話休題、続きを読むからどうぞ。



ビークルモード。建機にはあまり詳しくないのですが、Wikipediaによると車種はキャタピラー社のD9Lブルドーザーらしいです。
ブレードがほぼ動かないというブルドーザーの玩具としては致命的な欠陥はありますが、これはトランスフォーマーなので無問題です(動くに越したことはありませんが)。



特にギミックもないので、トランスフォーム!(実写TFでは言いませんが……)
変形の最初の過程でブレード部を上げると、ちょうど顔が見えるのが面白いです。



変形は複雑ではないのですが、ブルドーザーの皮を剥いて開きにしていくようなある意味壮絶なものです。




変形途中のジャックハンマーモード……なのですが、映画本編ではこっちが正式なロボットモードだったという。いったいこの形態はなんなんだと思いましたが、ああいう使い方なら納得です。
この形態で足先を地面にぶつけると、連動して顔両横のシリンダーがびよんびよん上下するのがメックライブです。こんなギミックならいらないという意見も見かけましたが、実施やってみるとなにか言い表せない楽しさがあってばいんばいんさせてしまいます。足先はゴムで安心ですし。




こちらが玩具におけるロボットモード。建機から建機ロボになったというか、異形の昆虫モンスターというか、とにかく変形前のブルドーザーらしさがほとんど見られないのは斬新です。クローラーの処理も、開き直ったというかなんというか……これが千切れそうで、ほとんどビークルモードには戻しません。




可動はギミックとの兼ね合いで、腰が動く以外はほぼ死んでいる状態……なのですが、脚はバネを抜いて瞬着でキツくして普通に動くようにしています。腕も根元以外は一切可動は無いのですが、スタンド製作所様で見つけた改造方法で肘っぽいところを動かせるようにしています。



顔アップ。梟のような顔で、前作のボーンクラッシャーにも似ています。
根元でボールジョイント接続されているので、回転はできますが左右にはほとんど動きません。




なので、顔パーツの干渉部分をがしがし削ってみたのですが、結局顔横のシリンダー部分と干渉するのであまり変わりませんでした……



後ろのブレード部を外し、腰を逆にすると一番劇中に近くなる気がします。



VSバンブルビー。このハイキックがなかなか見事で、再現してしまいました。


何故か第一弾の中で妙に人気があり、瞬殺したところも多かったランページでした。ビークルモード、ロボットモード共に完成度は高いのですが、ビークルモードのままにしておくとゴムパーツのクローラー部が心配、ロボットモードの可動がほぼ無い、ビークルモードの変形がかっちりしない等色々と気になるところはあります。
が、建機メカ好き、異形メカ好きとしてはそんな気になるところを凌駕する魅力があるのも事実です! 他のコンストラクティコン勢とのサイズ差もほぼ原作のままなので、揃えてみるのも面白いのではないでしょうか。