ミニプラ 海賊合体ゴーカイオー 後編



前編に続き、ミニプラゴーカイオーの紹介をお送りします。

続きを読むからどうぞ。



「海賊合体!」









「完成、ゴーカイオー! 全速前進!」




というわけで、5機のマシンが合体したゴーカイオーです。
プロポーションは例によって劇中のスーツにはあまり似ていませんが、アクション時に使われるCG寄りになっている気がします。300円×5とお値段が上がっただけあって、手足のボリュームが増してよりいかつい体型になったのはいいですね。DX玩具でもゴーカイオーってかなり大きい方のロボですし。



顔はちょっと小顔すぎて、帽子がぶかぶかに見えてしまいます。









合計1500円とお高いとはいえ、食玩なのにアクションフィギュアにも負けない可動範囲です。今回とうとう腰までボールジョイントになって、あくまで多少ですが前屈させたり反らせたりすることができるようになりました。
ただ肘は元の箱デザインの都合で、ちょっと狭めです(それでも頑張れば90度は曲がりますが)。またゴーカイガレオンの船首パーツが大きいので、顔や肩に結構干渉します。このパーツ、劇中のスーツだと胴じゃなく腕に付いてるんですよね……合体機構的にはそっちの方が間違っているのですが、アクションのためにそうしたようです。


「レンジャーキー、セット!」




「Let's go! ゴーカイスターバースト!」



背中のダイヤルとの連動こそありませんが、ハッチ開閉ギミックはしっかり再現されています。ただ、腕は関節を仕込む都合で中は空いておらず開くだけです。胴のハッチもそのままにすると腰の可動がなくなってしまうので、胸部分を取り外して腰の前を開いて胸部分を取り付けることで再現しています。
ゴーカイホーはゴーカイマリンに付いているのですが、これが劇中と比べると小さいってレベルじゃないくらいしょっぱいのでちょっとがっかりでした。劇中通りの大きさにしようとすると、セットにもう一つゴーカイホーだけの売れ残り確定のものを加えなきゃいけなかったでしょうから仕方ないとは思いますが。



すぐに出せた近年の戦隊ミニプラと並べてみました。こうしてみるとボリュームの違いがわかりやすいです。




以上、ミニプラ海賊合体ゴーカイオーの紹介でした。
食玩離れした造形と可動で、非常に満足です。劇中でCGを生かした激しいアクションをこなしているロボなので、可動範囲が広いのは単純に嬉しいですね。可動を仕込みつつも、ハッチ開閉ギミックを中が空いてなかったり差し替えだったりしつつも再現しているところも高ポイント。
あまりにも黒ばかりの成型色やゴーカイホーのショボさなど欠点がないわけではないですが、あくまで食玩ということや値段を考えれば気にならない程度です。
今年も安心のクオリティで、以後のガオライオン以降の展開にも期待が持てる一品でした。あとはできればもう少し手に入りやすくなるとありがたいのですが……(笑)