仮面ライダーOOO 第29話「姉と博士(ドクター)とアンクの真実」簡易感想

満を持して
といったところでしょうか。今まで停滞気味だったメインストーリーが一気に動き出し、俄然面白くなってきました。こういう後半からの盛り上げはやっぱりすごいんですよね、小林靖子
そういえば前々回と前回はやっぱり番外編扱いでなかったことになっているようです。まああれをしっかり本編に組み込まれても正直困るので、なかったことになってホッとしています(笑)
鴻上会長の欲望
欲望至上主義でたとえ意に沿わなくても欲望に忠実な人間を好みますが、それが自らの欲望の妨げとなるならば容赦なく叩き潰す……恐ろしく身勝手ですが、恐らくそれをも自覚した上でそういうスタンスを取っているのがなかなかにたち悪いです。今のところオーズ、アンク、グリード、真木、バース全てが鴻上会長の掌の上で踊っているに過ぎませんし、まだまだ底が知れません。
シャチパンダヤミー
怪力で女性を抱き潰し、駆け付けたパトカーを警官が降りる前にシャチカッターで爆破する……ここまで明確に「人殺し」をした描写のあるヤミーって初めてのような。パッと見(あくまでパッと見。顔とかよく見るとグロスレスレですし)可愛らしい外見とのギャップが強烈です。
パンダはクマ科ですしパワータイプな戦い方だったので重量系+水棲系ヤミーと思っていたら、見返してみると白ヤミーから成長する時黄色と青のエフェクトが出ていたので、パンダヤミーは猫系のようです。確かにネコ目ですし大熊猫と書くとはいえ、猫系に分類するのは苦しい以外の何物でもないのですが……まあ人智の及ばぬ怪物に人間の常識を当てはめても仕方ない、ということにしておきましょう、グリード作ったの人間ですが!(笑)
カザリ
アンクが生み出していない鳥系ヤミーの登場から、いち早くアンクの真実に到達したようです。アンクに次ぐ頭脳派グリードの面目躍如ですね。
カザリが真木の話を進めたり大きくストーリーに貢献しているのに、もう一人の生き残りの現状ヤミー製造機と化した虫頭ウヴァさんは……
タジャドル対カザリ
火炎弾と水流がぶつかって発生した水蒸気に紛れて突進や、お互い一歩も引かない激しい攻防にオーズの戦闘で久しぶりにおおっ!と感動しました。
前回タジャドルと戦った時は押され気味だったと思うのですが、完全に互角になっていたカザリはコンボですら確実には勝てない恐ろしい存在になりつつありますね……真アンクを誘き出すのが目的で、本気で戦ってはいなかったようですし。
真アンク、登場
カザリの狙い通り、遂に表舞台に姿を表しました。モチーフ直球の頭にゴーグル状の眼と、他のグリードと共通するデザインですね。
正体等はだいたい次回明かされそうですが、敢えて今推測してみると、 1.真アンクは人格が未熟に見える 2.右腕のアンクを他のグリードは違和感なくアンクだと認識していた この二点から、800年前何らかの事情でアンクは人格と右腕だけが封印され身体は別個に封印されていたが、人格と右腕だけが復活してしまったことで身体の方にも独自の人格が生まれてしまったのではないでしょうか。アンクが真アンクに対して必死だったのも、自分の身体に自分とは違う人格が宿って動いているのならば頷けます。
タジャドル対真アンク
火炎放射に羽ミサイルに炎のライダーキックと、タジャドルと全く同じ攻撃をしてくるというのが燃えます。燃えますが!
オウムヤミー(青)がタジャドルを圧倒して一蹴したというのに、生みの親の真アンクがタジャドルと互角で必殺技で痛み分けというのは……属性の相性って、いったいなんだったのでしょうか。