魔法少女まどか★マギカ 第3話「もう何も怖くない」
早速きましたねー、虚淵お得意の展開が。事前になんか色々ほざいていましたが(笑)、やっぱり作風を変える気なんて皆無だったようです。まあ虚淵はこうでないといけませんね!
この分だと物語の結末も、虚淵お得意の「プレイヤー(この場合は視聴者ですね)から見ると切なかったり悲しかったりとても幸福ではないが、当人にとっては満足した終わり」という終わり方になりそうです。まどかが憧れた先輩や親友や友達になれるはずだった子を失い、自身もボロボロになりながらも、本当に守りたいものだけは守り切った……といった感じでしょうか。
- 巴マミ
- 前回の感想で腹黒っぽいとか怪しいとか言いましたが、半分外れで半分当たりでした。口では慎重にとか言いつつも二人を魔法少女に引き込もうとしているように見えたのは、魔法少女なんてロクなものじゃないと知りつつも、孤独で死と隣り合わせで終わりの見えない戦いにせめて苦楽を分かち合える「仲間」が欲しかったからなんですね。
魔法少女になった理由、願いは、事故に遭った時にキュウべぇから誘いを受けて、生きたいと願ったから。それがこんな末路を迎えるとは、皮肉なものです。
- キュウべぇ
- マミの回想に出てきた姿が、決して結んではいけない、でも結ぶことを拒否できない契約を持ち掛ける悪魔にしか見えませんでした。まさにメフィストフェレス。
簡単に落ちそうに見えたまどかがマミの言葉もあってなかなか落ちないからか、「早い方がいいけどね」とか露骨に持ちかけてマミに釘を刺されたり、まどかに素質の大きさを必死で語ったりと勧誘が激しくなってきました。後者のシーンでの闇に浮かぶ顔アップ(正直ゾクッとしました)といい、ここまであからさまにこいつ悪い奴だよ!演出されると逆にまともなんじゃないかとも思えてきますが(笑)
- まどかの願い
- マミの言葉や母親の生き方や考えを聞いて、よく考えて出した願いは「今まで誰の役にも立てなかった自分が魔法少女になって、憧れのマミと一緒に困った人を助けるために戦える、それだけでいい」というもの。純粋な願いですし、これが普通の魔法少女ものならばこれですんなり契約、魔法少女に!だったのでしょうが……やはりまどかは、マミが戻ってくることを願いにするのでしょうか。
- 美樹さやか
- 上條とイヤホンを分け合ってCDを聞いて、ドキッとしているのが可愛かったです。今回唯一のほんわかポイントだった気がします(笑)
かつて感動したバイオリン演奏ができなくなった(恐らく)上條のために願いを使う……という考えにはマミからきつく釘を刺されましたが、それでもこれが願いになりそうです。勿論マミの死も相当な影響を及ぼすでしょうが。