相棒season9 第8話「ボーダーライン」 簡易感想

右京さんが独自の着眼点で死体の不審なところに着目し、知識と教養と閃きと地道な捜査で裏を暴いていくという時事ネタを抜きにすればオーソドックスな相棒のストーリーでした。
右京さんも言っていたようにプライドを捨てて手段を選ばなければいくらでも生きる道はあったのですが(兄に頭を下げて実家に住まわせてもらいバイトでもする、それが駄目なら住所だけでも貸してもらう等々)、追い詰められた人にはなかなかそこまで考えが至らないというのも事実なのが難しいですね。
次回は公式サイトの予告を見ると、劇場版への布石エピソードのようです。前の劇場版は相棒として以前にドラマとしてもなんだかなーと言わざるを得ない出来でしたが、今度の映画はどうでしょうかねぇ。官房長の右京さんへの「自己満足の正義を振りかざす」という痛烈な皮肉を聞くと期待できそうではあるのですが。