鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第50話「セントラル動乱」

ブラッドレイ夫人を人質に取り、ついに中央司令部へ反逆の狼煙を上げたロイ。
すぐさま鎮圧されると思われたその反乱は、ロイ一派の巧みな攻撃、そして予期せぬ所から出現したチャーリー隊やブリッグズ軍らの加勢により、セントラル全域を巻き込んだ激しい市街戦へと突入する。
そんな中ロイたちは、反乱の協力者として思わぬ人物と再会。その者から、自分たちの計画を影ながら支援する意外な協力者の存在を知る。

マスタングの思惑
大総統婦人を確保したのは、とりあえずはやはり「セントラルの軍上層部がブラッドレイに対してクーデターを起こし婦人まで暗殺しようとするが、それを察知したマスタングが婦人を保護しつつクーデターを鎮圧する」という形に持っていこうとしてのようです。ブラッドレイが暴君で民衆の不満も高まっていたのであればもっと話は早かったのでしょうが、他民族に対しての虐殺や他国への侵略は積極的に行っていても自国民はあまり抑圧していないようだったので、正当性を確保するのに苦労していますね。
セントラル兵を殺さないというのも、何も知らずに戦わされている前線の兵士は殺したくないというのもあるでしょうがクーデター後の民衆の心象を良くするためという面もあると思います。
ブリッグズ出撃
屋敷の修理に紛れて兵と物資を搬入して隠していたって、ほんとどんだけ広いんですかアームストロング邸は(笑) オリヴィエの言葉通り、北方の国境で常にドラクマと鎬を削ってきた実戦経験豊富な精鋭揃いだけにセントラル兵とは質が違うようです。はっきり言って今すぐ殺されてもおかしくない状況なのに、ブリッグズの掟である「弱肉強食」を持ち出して自らの育て上げた兵を誇るオリヴィエがかっこいいです。
マスタング隊、遂に勢揃い
まさか、こういう形でドロップアウトしたと思われたハボックが活躍するとは思いませんでした。あの時マスタングに言われた「追い付いてこい」を実現したわけで、なんだか感慨深いです。
本当に全てを出し尽くした総力戦になっていて、もう終盤だというのを思い知らされます。
第三研究所から侵入
過去の描写を活かしまくっていて、見ていて気持ちのいい展開ですね。相変わらず汚い手を使うときに一番輝くエドにも笑いました(笑)
プライドとアル
プライドが前回からあちこち叩いていたのは、やはり何らかの通信(モールス信号のようなもの?)だったようです。これに気付かないアルは迂闊でしたね、普段は聡明で発想力もあるのに。
人造兵起動
これはなんという起動させた軍高官と医者が真っ先に標的となるフラグ……