真マジンガー 衝撃!Z編  第22話「夢幻! 眠れる繭のあしゅら!」

度重なるDr.ヘルの猛攻の残した傷跡はあまりに大きかった。くろがね屋の面々はこの後迎えるであろう、Dr.ヘルとの最終決戦に向けて準備に余念がない。それはボス、ヌケ、ムチャも同様であった。一方、ミケーネの時代より様々な死線をくぐりぬけてきた、あしゅら男爵もまた・・・。

あらすじ書いておいてなんですが、内容はほぼ総集編だったので、第1話「大団円」で描かれた最終決戦の様子について考察というか、最終決戦直前まで見た今思ったことを書いてみます。

  • Dr.ヘルを倒した直後のマジンガーの前に、暗黒大将軍が現れる。瀕死のDr.ヘルは甲児の完全敗北を予言するが、甲児はビッグバンパンチで敢然と立ち向かう。
    恐らくこれがクライマックスになるでしょうが、果たしてこの後グレート編に続くのか、それともミケーネとの戦いは描かれずに終わるのか……
  • 単身光子力研究所を攻撃するピグマン。弓教授と三博士はバリアで持ち堪え、その隙にビューナスAとマジンガー軍団は何者かによって足止めされているマジンガー抜きでバードス島攻撃に出撃する。
    この時マジンガーを足止めしているのが、公式サイトの次回予告にある「一騎討ち」の相手でしょう。
  • つばさの独白。
    全てに決着を付けるとは、鉄也の死の原因となったDr.ヘルと剣造を殺すことですね。Dr.ヘルは死ぬようですが、剣造はどうなるか。
  • あしゅら、戦いが終わった後の自身の存在意義に思いを馳せるが、つばさが熱海中に仕掛けた光子力爆弾によって機械獣軍団は大損害を被る。鉄仮面軍団も、くろがね五人衆+全国から集まったZ使いの刑事達によって壊滅。あしゅらはブードから大型ミサイルをくろがね屋に撃ち込むも、隠れていたボスボロットがミサイルを受け止め、投げ返し機械獣あしゅら男爵とブードは大破。
    あしゅらの苦悩は今回もフィーチャーされていました。このままDr.ヘルに忠誠を尽くして死ぬのか、それともミケーネに戻るか。ボスボロットは今回登場の伏線が張られましたね。
  • つばさの前についに現れる兜剣造。つばさは鬼の形相で匕首を抜くが……
    さてこの剣造は本物なのか、それともまた偽者なのでしょうか。後に甲児がブロッケンに「よくも俺の母さんをー!」と激怒しているので、これは偽者で平静さを失ったつばさが殺される、という展開になりそうですが。
  • 光子力研究所、陥落。マジンガー軍団もブロッケンの空飛ぶ機械獣軍団の前に全滅する。ピグマンは弓教授とさやかにとどめを刺そうとするが、間一髪駆け付けたガミアQ3と暗黒寺に倒される。本体は逃走を図るも、グレートマジンガー(?)に乗って駆け付けたブレード(剣鉄也?)にバラバラにされて死亡。
    グレートマジンガーそのまんまなシルエットにあのヘルメット、間違いなくブレードは剣鉄也その人でしょう。バードス島でつばさに撃たれ死んだはずですが、恐らく剣造の手によって蘇生してグレートマジンガーを与えられたものと思われます。暗黒寺を助けたことといい、剣造がそのようなことをしたのはかつて道を誤った贖罪なのか、それとも新たな野望への布石に過ぎないのか……
  • つばさの死。
    本編でもあまり長くないことが示唆されてはいますが、甲児がはっきり「殺した」と言っていることを考えるとDr.ヘル一味の手によって殺されるものと思われます。一瞬見えた光景もどう見ても殺されてる感じでしたし。
  • 撃沈されたグール、あしゅらの頭上に落下。あしゅら、ブロッケン死亡。
    ここ最近のあしゅらフィーチャーを見ると、あしゅらにこんなあっさりした情けない(漫画版通りではありますが)退場をさせるとは思えないのですが……これはあくまで漫画版での結末を描いたもので、衝撃Z編では違うものになる可能性が高いでしょう。


初めて第1話を見た時はなんじゃこりゃー!状態でしたが、今見てみると色んなところが繋がったりわかったりしますね。やはり今川監督は上手いです……序盤のタルい展開は未だにつまらなかったと思ってはいますが、ローレライ編以降はマジンガーの出番が凄く少なくても甲児が主人公(笑)でも面白いですし。