うみねこのなく頃に Episode1-1「opening」

1986年10月、伊豆諸島六軒島。大富豪の右代宮家が丸ごと領有するこの島に、親族会議のために一族が集まっていた。議題は余命わずかとなった当主、右代宮家金蔵の財産分割問題。
金蔵にはベアトリーチェと呼ばれる”魔女”から10tの黄金を授かり、その隠し場所を暗号にして、魔女の肖像画の碑文に記したという噂があった。
その隠し財産を巡って親族間で激しい論争が繰り広げられる中、台風が近づく島には暗雲が立ち込めつつあった・・・


予備知識は同サークル製作のひぐらしをアニメで視聴したくらい、本作に関してはほぼ無しで視聴しています。

まず族上がりのDQNが付けたような登場人物の名前に仰天したんですが、ちゃんと金蔵が西洋かぶれで西洋風の名前に無理矢理漢字をあてた名前を付けるのが一族の決まりになってるって設定があるんですね。「戦人」と書いて「ばとら」とかよくグレずに明るい好青年に育ったなぁって名前ですが。

孤島に集められた曰く付きの人物に意味ありげな不吉な詩と、クリスティの「そして誰もいなくなった」から続く正統派密室ミステリですね、始まりは。腹黒いやり取りや垣間見せる狂気、それに存在を示唆しながらも姿は見せない「魔女ベアトリーチェ」と雰囲気もなかなか。

こういうミステリ?の常で、登場人物が多いですね。メインになりそうな辺りはだいたい区別ついたので問題はないですが……とか思ってたら、完全ノーチェックだった人物が重要人物だったりして「え、こいつ誰だったっけ!?」となるのが私のいつものパターンであります。とりあえず家具家具言ってる使用人は怪しい。あと今回の時報係は譲治だと予想します、キャラが一番面白くない一族の中では至極まっとうな常識人だし、顔がひぐらし時報係に似てるし。

まあひぐらしがミステリかと思ったらハリウッドのB級アクション映画みたいな展開とオチだったので*1、あまり真剣にあれこれ考えずに見ることにします。魔女が比喩とかじゃなく本当に魔女で魔法で炎とかビームとか出して一族を殺していって、うーうー真里亞の持ってた蠍のお守りが魔法を反射して魔女は滅びた!万歳!でも驚かな……驚かない、うん。

*1:一応書いとくと、あれはあれで嫌いじゃないです。突如格ゲーかドラゴンボール化した赤坂には盛大に笑わせて頂きましたし、やっぱり気持ちのいいハッピーエンドっていいものですし。