真マジンガー 衝撃!Z編  第11話「挟撃! 機械獣大作戦!」

マジンガーを奪うためあしゅら男爵が仕掛けた二重三重の罠を、くろがね屋で無意識に受けていた特訓とマジンガーの性能で次々突破していく甲児。だが最後の罠の前に……

あしゅら男爵大弱りの巻
何重にも仕掛けた罠をほぼ全部突破され、もんのすごい顔芸で号泣。そりゃあれだけやることなすこと何もかもまったく上手くいかなければ泣きたくもなるでしょう。新しい手を繰り出すたびに笑って突破されて泣いて、忙しいったらありゃしない(笑) 絶対今川監督あしゅら男爵がお気に入りですよね、明らかに色んな意味で優遇されてる。
マジンガー強し!
苦手な水中戦もルストハリケーンで目くらましをして至近距離に近付き、ブレストファイヤーで撃破。更にブードの体当たりも押し返し、更に更に水中戦用の機械獣でブレストファイヤーに匹敵する熱戦砲を持つグロッサムX2も力押しで撃破! OPテーマをバックにしたこともあって、今までのしょっぱさが嘘のように盛り上がりました。
つばさの懸念
ガミアQほどのアンドロイドを作れる人間は限られている、兜邸に誰かいなかったか執拗に尋問……これはあれですか、兜剣造がDr.ヘル一味に協力していますか。第1話で姿を現した時に、すごい形相でドス抜いて向かっていってましたし。
大空羽ばたく紅の翼
その名はジェットスクランダー!ということで、スクランダーも登場。ここからどう魔改造してあのファイナルフォームライド・ゼゼゼゼェットになるのかが楽しみです。
マジンガー強し!その2
トロスD7の突撃でボディに風穴空けられてピンチだと思ったらそんなことなかったぜ! しかし何故だ、こんなにトロスD7がかっこよく見えるなんて……(笑)
最後の罠
人質を取られて究極の選択を迫られたことで、ようやく復讐ばかりで一人で突っ走ってた甲児にも変化が……あるはず、あるといいなあ。いい加減お爺ちゃんお爺ちゃんでも話が続かないし、第1話の「神にはなれない、悪魔にもなりたくない。だけど人間として戦う」に行き着かなきゃいけませんし。


うん、ちゃんとマジンガーが活躍するのみならず、最近の今川監督の悪い癖である過去の因縁重視しすぎじゃなく今の各キャラクターも話に絡み始めて適度に伏線も撒いて、前回のズレた面白さじゃなく真っ当に面白かったです。伊東岳史と阿部宗孝作画で絵的なクオリティも十分。やっぱりタイトルに「マジンガー」と銘打ってるからには、たとえ子供かと罵られようとおっさんや人外や女傑ばかりよりもマジンガーの活躍が見たいというのが本当のところですから。