仮面ライダーOOO 第34話「親友と利用とその関係」簡易感想

「映司いいこと教えてやる!」
言わない→全部映司にバラすぞ 言う→結局バラす アンクの外道っぷりが久しぶりに全力全開です。しかも何かグリードやヤミー対策に意味があったからではなく、単にその方が楽しそうだからバラしたっぽいのが最高です。
「え? アンク捕まったの?」「……うるさい」
アンクのうるさいに(クソッ余計なこと言っちまった)感が溢れていて吹きました。
「でもな、お前ならもう大丈夫だ」
後藤のヘタレを否定はせず、認めた上で鼓舞して伸ばそうとする伊達がかっこよくて大人の魅力出まくりです。基本的に若者の物語な仮面ライダーで、こういう精神面でも大人ポジションのライダーって珍しい印象。それに比して後藤がまた情けないポジションに戻ってしまったわけですが……
サウバ
映司も「適当に投げただろ!」とツッコむとりとめのなさかと思いきや、ウナギで拘束してバッタで跳んでサイで頭突きをかます、タジャドルコンボが使えない現状では最良の対空フォームでした。こういう各部位の特徴をしっかり生かした亜種形態の見せ方は面白いです。やっぱり序盤のとりあえずカマキリとチーター使っとけばOKが駄目だったんや……
「またあのコンボを出されたら敵わないしね」
世間では嫌われキャラですが、カザリの狡猾さはかなり好きだったりします。今回もあのまま攻めていたらプトティラコンボの餌食になるのは確実だったでしょうし、ウナギメダルを奪えただけでもよしとして撤退するのは正解でしょう。
映司の告白、アンクの告白
ただの信頼関係でもただの利用しあう関係でもない、この二人の関係は今まであまりなくて面白いです。アンクは他のグリードに対抗するためにオーズが必要で、映司はせっかく手に入れて「手の届く範囲」を大きく広げることのできた「誰かを助けるための力」であるオーズを失いたくない……この関係がどういう結末を迎えるのか、まだまだ先が見えません。
「出てきてくれ……俺に力を貸してくれ!」
意図的にメダルを出現させて、能動的にプトティラコンボに変身できるようになりました。まだ変身後は暴走状態ですが、一歩前進といったところでしょうか。
それにしても、プロミネンスドロップとほぼ同威力のアンク(ロスト)のキックを無防備な背中からまともに食らって全く無傷とは、改めて圧倒的すぎます。今後いったいどうやってピンチに陥らせるのでしょうか……たとえ映司が使いたくなくても、死にかけると自動的に出てきますし。
チーターメダルゲット
序盤の最強メダルが帰ってきました。これでまたチーター無双が始まるお……にならないといいのですが。やっぱり色々あるなら色々使って欲しいですし。
北村君
映司とアンクとの関係を改めて描く方向にシフトしていったせいで、なんだかこっちのドラマが中途半端に終わってしまった感があります。