装着変身EX ミラーモンスターズ02 サイコローグ

装着変身EX ミラーモンスターズ02

装着変身EX ミラーモンスターズ02



今回は装着変身の外伝的なシリーズであり主に仮面ライダー龍騎のミラーモンスターを商品化したEXから、サイコローグを紹介します。本来はR&Mのデストワイルダーのリペイントとのセットだったのですが、そちらは引越しで置いてきてしまったので(R&Mのタイガを持っていますし)サイコローグのみの紹介になります。
ミラーワールドに生息する、コオロギ型モンスター。
香川英行教授が一瞬垣間見た仮面ライダーのデータを元に作り出した擬似ライダー・オルタナティブの契約モンスターであり、試作型のオルタナティブ・ゼロ、オルタナティブの双方と契約していました。
6500という破格のAP(ドラグレッダーより500高い、全契約モンスターの中でも上位)を持ち、オルタナティブがやたら強かったのは香川教授の頭脳の他にこのモンスターと契約できたのも大きかったようです。
仲村創と香川教授が死に、契約から解放された後は野良モンスター化しましたが、龍騎とナイトにあっさり倒されて出番を終えました。
デザインがどこか異質で擬似ライダーの契約モンスターなので、香川教授が作り上げた人造モンスターだと思っていたのですが、設定では普通のミラーモンスターのようです。幼少時にこんなビザールなデザインを描いた神崎優衣恐るべし。
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設定ではコオロギ型ですが、言われずにわかった人はいないと思われます。むしろ言われても納得できません(笑) 一応手足のトゲトゲは言われてみればそれっぽくは見えますが。
オルタナティブは所謂商品化前提ではないライダー枠だったので、放送終了後数年経って発売されたのはびっくりでした。しかも第2弾という序盤に入れてきたところに、バンダイもこれを売りにしていたことが伺えます。
プロポーションはこの時期(2005年)の商品にしては、パッと見でわかるほどの違和感はないし上々なのではないでしょうか。塗装が丁寧で、全身の質感もよくできています。





ジェイソンのホッケーマスクのような、一度見たら忘れられない不気味で特徴的な顔も見事に再現されています。顔の穴は目や飾りではないようで、劇中ではここから弾丸をバカスカ撃っていました。
後頭部から伸びるチューブは軟質素材で、頭を動かしてもある程度融通が利くようになっています。




お次は付属品を。
変形時に使用する、スラッシュダガーとタイヤ、それにハンドルです。



ちなみにスラッシュダガー装着変身オルタナティブに付属のもの(画像で左手に持っている方)よりもサイズが大きく塗装も細かいので、バイクモード時に使うピンがあること以外は劇中に近かったりします。



「オールライダー対大ショッカー」では、自らスラッシュダガーを持ってライダー軍団に挑んでいました。



玩具オリジナルギミックとして、肩アーマーを外してナックル状の武器にできます。



オルタナティブにストライクベントがあったら、こんな感じだったのでしょうか。



またタイヤパーツを二つ組み合わせることで、盾にできます。正直重くて持ち上げることなんてできませんが、ただの変形用の余剰パーツにはしないようにした心意気は買います(笑)



『ホイールベント』
ではお待ちかね、最大のギミックの紹介です。
まずは腕をこの角度にして、脚を爪先までピンと伸ばします。腕の前後スイングはクリック関節なので、なかなか位置が決められないということはありません。



そして手に前輪の軸を持たせ、腰にエンジン+後輪を、脚にスラッシュダガーを、背中にハンドルを付けて……





サイコローグが「ホイールベント」のカードで変形するバイク、サイコローダーに!
……うん、まあ、よく頑張ったと思います!(笑) 劇中ではまず再現不可能なウネウネ変形でしたからね! でもやっぱりバイクというよりは、隠し芸大会か仮装大賞で人間バイクになった感がすごいです。



オルタナティブを乗せてこの角度限定だと、それなりに様になっているような気分になります。



……横からみると何とも言えない感情が湧き上がってきますが。
ファイナルベントは、このまま高速で横回転しつつ体当りする「デッドエンド」という壮絶な技でした。



最後は主であるオルタナティブと。
以上、装着変身EX ミラーモンスターズ02 サイコローグの紹介でした。
可動フィギュアがコレクターズ事業部に移る前の商品なので今の目から見ると厳しいところもありますが、このキャラクターが商品化されたということに価値があると思います。サイコローダーも苦しいと言えば苦しい以外の何物でもないのですが、この再現方法には天晴と思いました。