ULTRA-ACT ウルトラマンゼロ

ULTRA-ACT ウルトラマンゼロ

ULTRA-ACT ウルトラマンゼロ



2009年の映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」にて鮮烈なデビューを飾った、若きウルトラ戦士。
ウルトラセブンの息子ですが、本人はそのことを知らされていませんでした。
一度はウルトラマンベリアルと同じくプラズマスパークコアに手を出しかけて光の国を追放されるも、それはセブンの配慮で追放という形でウルトラマンキングとレオ兄弟に預け、心身共に鍛えさせるためでした。厳しい特訓の末に大幅に力を削がれるテクターギアを装着していてもレオに競り勝ち、更にはレオに勝つよりも自分に懐いていたピグモンを落石から守ることを優先したことで真のウルトラ戦士になったと認められ、テクターギアを解かれてウルトラマンベリアルを倒すために出撃。ベリアルの蘇らせた怪獣軍団をあっという間に全滅させ、更にはベリアルすらもほぼ一方的に叩きのめして勝利しました。セブンとは上手くやっているようで、今年の映画である「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」では見事な親子タッグを見ることができます。
荒っぽい性格ですが正義感が強く、優しさを秘めているというまるでヤンキーものの主人公のようなキャラクターで(実際言動もそれっぽいです)、基本的に新しいキャラが好きな子供だけでなくマニア層にも結構ウケているようです。かく言う私もそのクチですが(笑)
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頭のゼロスラッガーや肩から胸にかけてのプロテクターはセブン譲りですが、胸の中央にはカラータイマーがあり、青と赤と銀が入り交じった複雑かつ派手なカラーリングと、M78世界では異例尽くしなデザインを上手く再現しています。
ちなみに色は「赤と銀だけだと他のウルトラマンに埋もれてしまう」という懸念があって造型段階で青を加えたそうで、デザイン画では赤と銀だけのウルトラマンゼロを見ることができます。ウルティメイトフォースゼロの面子を見ると、結果的に青を混ぜたのは正解だったと思います。



手は握り拳の他に、平手と決めポーズ用の開いた手と持ち手が付属します。
持ち手は親指を立てているので、サムズアップにも使えたりします。
手首の抜き差しが異常にキツく、交換にやたら力がいるのはどうにかならなかったのでしょうか。



プロテクターは軟質素材の別パーツになっており、ほぼ可動の妨げにはならないように出来ています。



カラータイマーはウルトラマンメビウスと同じく別パーツで、赤いものも付属します。
「ウルトラ銀河伝説」ではカラータイマーが点滅することもなく圧勝したので、発売当時ではあまり意味のないパーツでした。「超決戦!ベリアル銀河帝国」では別の宇宙の太陽光はウルトラマンのエネルギーにならないという設定で、「なんかピコピコいってる(byグレンファイヤー」(笑)状態になったので無駄パーツにはなりませんでしたが。





まるでセブンXのような、鋭い目付きもよく出来ています。ゼロスラッガーを取り外すことはできません。
ところで私のものは顔の上下可動部が斜めに歪んで付けられていたのですが、ネットで他のレビューを検索してみるとどうやら結構多くの個体がそうなっているようです。





顔パーツを交換することで、ゼロスラッガーを外した状態にできます。
ゼロスラッガーを飛ばしたり武器にしたり必殺技で使ったりと外すことが多いので、ちょっとかっこ悪い丸坊主にならないようにデザインが工夫されていますね。



顔パーツを外した頭部はこんな感じ……なんだか八頭身ドラえもんという言葉が頭をよぎりました(笑)




首は根元のボールジョイントの他に上下可動部が設けられていて、大きく見上げるポーズも簡単に取れます。逆に下方向にはちょっと厳しい感じ。



プロテクターが邪魔にならないため、肩はここまで上げることができます。



股関節はちょっと開脚が窮屈で狭かったので、削って可動範囲を広げています。何も手を加えないと、これの三分の二程度しか開きません。



根元が上下可動するので、脚はかなり上げることができます。立て膝も余裕です。



ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ」冒頭のあのポーズっぽくしてみたかったのですが、なかなか難しいです(笑)




エメリウムスラッシュ!




ワイドゼロショット!



そしてウルトラゼロキック!
「セブンの息子であり、レオの弟子」というキャラ設定を、ストーリー上だけではなくアクションでもよく表現していたのには感心しました。「ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ」ではハンドスライサーっぽいチョップもしていましたし。




分離したゼロスラッガーは別に付属して、持ち手に持たせることができます。
手首ジョイントがスイングするので、色々な構え方ができるのが楽しいです。



「とどめだ!」




「シェアッ!」




「おぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
カラータイマーパーツを差し替えて、必殺のゼロツインシュートを再現できます。合体技や外部からの力やアイテムを使ったもの以外の、ゼロ単体で出せる技ではこれが最強のようで、「ウルトラ銀河伝説」ではベリアルにとどめを刺して「超決戦!ベリアル銀河帝国」ではダークロプスを一撃で粉砕していました。
カラータイマーから光線というのは今までもありましたが、それにゼロスラッガーをプラスしているところが面白いです。




ゼロスラッガーがプラズマスパークコアのエネルギーを受けて変化した、ゼロツインソードも付属します。
あくまでプラズマスパークの力を借りた一時的な形態だと思っていたのですが、「ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ」を見るとその後も普通に使えるようです。













劇中で印象的且つ派手なアクションを繰り広げていたので、動かしてポーズ付けるのが楽しいです。




以上、ULTRA-ACTウルトラマンゼロの紹介でした。
造型も塗装も丁寧で特に気になるところはなく、更に劇中印象的だったゼロスラッガーの形態が全て付属していて、プレイバリューが高くお得です。光線エフェクトが一切ないのは寂しいですが、ゼロスラッガーが充実しているので仕方ないですね。
ゼロのキャラクターもあってとにかくアクションが似合い印象的なポーズも多いので、今まで買った可動フィギュアの中でもトップクラスに動かしていて楽しかったです。
ウルトラマンで問題だった各関節の緩さもほぼ解決していますし(二の腕が引っ張るとやや抜けやすかったですが)、出すごとに完成度が上がっていくのはいいことですね。来年はティガラッシュを皮切りに平成三部作に力を入れたいらしいですし、私が平成三部作で一番好きなウルトラマンダイナに期待しています。


この記事で2010年を締め、次からは2011年となります。今年は「どんなチラ裏でもなんでもいいから、とにかく毎日ブログを書く!」を目標に頑張ってきて、なんとかほぼ達成することができました(1月に抜かしてしまったので、惜しくも353日間継続ですが)。これに気を抜かず、来年もこの調子で頑張っていきたいと思います。
こうしてブログを続けていられるのも、色々と話題を提供してくれる方々(テレビや映画や玩具や、他にも色々あります)や、来てくださる読者様のおかげです。本当にありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
それでは、よいお年を。