戦国BASARA弐 第四話「安土城の亡霊!? 幸村を襲う嘆きと魔の咆哮!」

豊臣の野望を打ち砕くため、西を目指す真田幸村と真田隊の兵達。
その道中、かつての織田信長の居城・安土城へと差し掛かった幸村は、まことしやかに語られる、ある噂を耳にする。
無念の最期を遂げた者たちの魂が、成仏せぬまま、夜な夜なすすり泣いているというのだ。
去りし日の栄枯盛衰を儚む、その痛ましい声の主を探るべく、幸村はただ一人廃墟と化した城へと足を踏み入れていく。
だが、そこで幸村を待ち受けていたのは、驚くべき事実であった。 

真夏の怪奇シリーズ
前回が比較的まともな慶次と利家メインで普通の歴史物っぽく見えたならば、今回はお市のせいでホラーアニメでした。なんというか、無駄に懐の広い作品です(笑)
松永久秀、登場
あれだけ派手な爆発で退場しておいて、風魔小太郎諸共普通に生きてやがりました。しかも「抜け穴があったのさ!」で。
「信長の頭蓋骨で作った盃が欲しい」という度を越した収集欲と、煙に巻くような言葉でどこか本質を突いている台詞回しは健在でした。確かにあれだけ残虐非道を尽くした信長ですら武人と認めてその死を汚すことを嫌う幸村は真っ直ぐですが、それは武人の傲慢と言えるのかもしれません。
お市覚醒
信長と同じステンドグラス空間といい最後の「是非もなし」といい、なんだか幸村が余計なことしたせいで信長の怨霊に乗っ取られてしまったような演出でした。ゲームではお市の本性は信長と同じで、テンション上がると「是非もなし」も口走るらしいですが。
織田家残党に引き取られていきましたが、果たして……
その頃の政宗
まさかの雑兵団子盾に吹きました。こういうどう見てもギャグな演出からシリアスに持っていくのがアニメBASARAの醍醐味です(笑)
秀吉の情
まだ親友だった頃、慶次に庇われたことを思い出して政宗を見逃す秀吉……完全な悪役であった信長とは違って、秀吉はまだ人間味を残しているように描かれています(やはり今日本人が持つイメージからでしょうか)。信長のようにみんなの力を合わせて倒して解決!というわけにはいかなさそうですし、どう転がすのでしょうか。まさかゲーム通りに慶次との因縁とか無視して唐突に家康に殺されてハイ終わり、ってことはないとは思いますが……え? 家康はアニメじゃもう死んでる? 松永久秀お市が普通に生きてた時点で……
豊臣−毛利同盟締結
半兵衛が焦っていることを見抜く元就はさすが策士です。ゲームではあまり他の武将に興味のない元就が、元親の他に唯一ライバル視する武将が半兵衛でしたっけ。