BB戦士三国伝 戦神決闘編 徐晃サーペント
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2009/05/23
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
元董卓軍衛将軍。自分を拾ってくれた曹操を太陽と敬い、その実子である機駕皇帝・曹丕に忠誠を誓っている。
たとえ味方といえども非道は許さない、仁義に篤い侠。
※このレビューでは、SDガンダム BB戦士 機武帝 曹操ガンダム・徐晃サーペント・曹丕ガンダム (BB戦士三国伝)の徐晃サーペントを紹介しています。白以外のパーツがグロスインジェクションの特別仕様で、通常版とは見た目が異なりますのでご注意ください。
曹軍衛将騎団、機駕建国後は機駕五将の一人、車騎将軍。
キット化されたのはつい最近ですが、初登場は風雲豪傑編で董卓の側近として、とかなり初期からのレギュラーキャラでした。
風雲豪傑編では董卓の部下ではありますが、董卓によって焼き払われる洛陽を見て悲しんだり前の戦いの傷が癒えていないのに出撃しようとする呂布を制止するなど、清廉潔白な人物であることが描かれていました。その後味方も巻き添えに敵を殲滅しようとし、その様子を見て狂喜する李儒に激怒して殺害。劉備が呼び出した天玉鎧・蒼龍による城の崩壊に巻き込まれましたが、赤兎馬に救出されて張遼と共に曹操軍に降りました。英雄激突編では合肥に攻めてきた孫策率いる江東軍を張遼、張郃と共に迎撃。降将であることを責める周瑜に「正義という名の光を照らしてくださった」と曹操への恩義を語り強い忠誠を見せるも、玉璽を取り込んで禍々しい姿となり暴走する郭嘉には「我らが忠義を誓った曹操将軍の正義はこのような禍々しいものではない」と反旗を翻し、郭嘉を倒そうとする劉備、孫権らに協力しました。戦神決闘編では賈詡に暗黒玉璽によって洗脳されて五誇将を襲うも、曹操のゴッドフィンガー魂の拳によって闇を祓われ正気を取り戻し、絆の力で雀瞬の魂を目覚めさせて曹操を機武帝へとパワーアップさせました。
続きを読むからどうぞ。
軽装状態。この状態ではサーペントらしい意匠が殆ど無いので、同じテレビ顔のリーオーにも見えます。
テレビ顔MSのBB戦士化は、武者刀流義守とコンパチの下忍裏鷹三人衆以来ですね。
襟巻きは別パーツなので、取り外すこともできます。外してもフォルムが不自然にならないのは流石です。
鎧装着状態。特徴である台形頭と大きな肩とバックパックが付き、一気にサーペントっぽくなりました。
各パーツが大味にならない程度に大きく、他のレギュラーサイズキットと同価格なのにかなりボリュームがあるように感じます。
本来はバックパックに曹操用のパワーアップパーツを付けるのですが、重心が後ろ寄りになってバランスが悪くなる上に正直なところあまり似合わないので、付けずに進めます。
武器は巨大な刃で広範囲の敵をなぎ倒す大戦斧・鋏刃戟。この形態を基本に、バラしたり組み替えたりで色々な形態にすることができます。
非常にケレン味溢れる武器なのですが、わたしのものは個体差か手首のポリ接続が非常に緩く、まともに持たせるのも困難なほどポロポロポロポロ落ちて閉口しました。
余談ですが、個人的には初期デザインの青龍刀が二本組み合わさったようなもの(公式サイトで確認できます)の方がよかったです。
モチーフはダブルガトリングガン。よーく見ると、ガトリングガンらしきモールドがあります。ちょっと苦しい気もしますが。
柄や接続パーツを全部外してバラすと、片手で扱うことは困難なほど巨大な刃と破壊力を持つ二振りの大斧・豪鉄火に。
鋏刃戟から柄を外して直接腕に装着すると、大型の盾・鉄火盾に。装備方法が同じなので、これが一番モチーフに近い気がします。
盾と言われていますが、どう見ても腕に装着する大斧にしか見えません。
柄の両端に豪鉄火を直接接続することで、両長巻・双鉄火に。とにかく長いですが、両手持ちできるので鋏刃戟ほどは手首ポロリはしません(片手で持たせれば鋏刃戟以上のポロリ率ですが)。
そして最後の奥の手。兜飾りと両肩鎧、そしてバックパックを合体させて防御力を犠牲にして、水蛇を模した必殺武器・鉄火錬武に。
装備を外した徐晃はこんな感じです。肩鎧が無いと頭の大きさが際立ちます。
後述する必殺技を放つ以外にどう使う武器なのかよくわかりませんが、ケロケロA版を見ると打突武器として使用するようです。
鉄火盾と同じく腕に直接接続なので手首ポロリの心配はありませんが、かなり重くこんな風に水平に構えるのは厳しい感じです。接続ポリが劣化してゆるゆるになる危険もあるので、長時間装備させておくのはお薦めできません。
必殺技は、鉄火錬武を地面に叩き付けて地を這うようなオーラを放つ鉄火地雷衝。防御を捨てた必殺の一撃!というのはなかなか燃えます。コミックワールドでもケロケロA版でも印象的に描かれた技でしたし。
片方の肩鎧だけを使用した、簡易版鉄火錬武。鋏刃戟との連携で対応不可能な同時攻撃を仕掛ける!とかそういう感じで。
同じ機駕五将であり、元董卓軍の武将でありながら曹操に堅く忠誠を誓う張遼ゲルググと一緒に。どちらも非ガンダムキャラですが、ギミックやボリュームではガンダムキャラを凌ぐ名キットです。
キット化は絶望的と言われながらも、まさかの発売となった徐晃サーペントでした。同時発売の孫尚香ガーベラにやや食われた感はありますが、こちらのキット化もなかなか衝撃的でした。
曹操のパワーアップ要員的な扱いとはいえ、こういう非ガンダムキャラがキット化されたことが三国伝の勢いを表していますね。三国志ではかなり扱いのいい武将である徐晃を、敢えて量産機であるサーペントにしたMS選も気に入っています。
キット自体の出来も、本体の大ボリュームに様々に組み替えられる武器、更には鎧を組み替えて必殺武器にという詰め込めるだけ詰め込んだ盛り沢山のギミックが魅力です。これに曹操のパワーアップパーツまで付いて定価630円は、バンダイの大サービスと言っても過言ではないと思います。
今持っている三国伝キットの中でも、かなり上位に入るお気に入りです。
この記事で2009年を締め、次からは2010年となります。今年は殆ど書くことができませんでしたが、来年は書きたいことも色々あるので頑張って更新していきたいと思います。
愛読してくださっている方がもしおられるのなら、今年は本当にありがとうございました。来年も精進していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、よいお年を。