うみねこのなく頃に Episode2-3「week square」

夜明けの礼拝堂の扉に浮かび上がる不気味な魔法陣と「Happy HALLOWEEN for MARIA」の文字。その奇怪な状況に、戦人たちは不安を隠せない。
そこで楼座が思い出したのは、昨日真里亞がベアトリーチェから預かったという封筒。封を開けると、そこには礼拝堂の鍵が入っていた。
扉を開け、中に踏み込む一同。そこで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する光景だった…

しばらくすっ飛ばしてしまいましたが、感想を再開したいと思います。時間があればEpisode1のまとめも……
さて「二週目」における惨劇開始。殺される面子こそ変わったものの、6人が一気に、極めて残虐な方法で、一見不可能犯罪のように殺されるところは変わっていません。前回は顔が潰されていたため「誰かが生きていて誰かと入れ替わっているのでは?」と予想しましたが、ベアトリーチェも言う通り今回はそれは無さそうですね……
ベアトリーチェの召喚した魔物対嘉音。ええーっと、まあ、ベアトリーチェは本物の魔女で嘉音も常人ではないというのは薄々感づいていましたし最初にひぐらしのようになにが起こっても不思議ではないと思っていたので、起きたことに対する動揺は少ないです。今回は「第二の晩」はベアトリーチェ自身が行いましたが、これはこの事件の真相を指し示す大きなヒントだと判断しました。詳しくは後述。
問答世界にて、「赤文字のルール」で戦人と対決するベアトリーチェ。ここで疑問が一つ。もしベアトリーチェが本気で戦人を屈服させて魔法による惨劇だと認めさせたいなら、戦人が言う通りここで「惨劇は魔法によって行われた」と示し、更に先ほどの魔法人形合戦の現場に戦人連れてくればいいだけです。では何故そうはせず、更に「魔法が使われた」とも言わなかったのか。チェス盤思考、つまりベアトリーチェの立場に立って考えてみると、「少なくとも一週目の惨劇はベアトリーチェが魔法で行ったものではなく、あくまでただの人間がただの人間に可能な手段によって行ったもの」であり、だからこそベアトリーチェは真実を告げる赤文字で魔法によって行われたと言えなかった、と言えます。目的のために手段を選ばないならそんなまどろっこしいことはやりそうにありませんが、ベアトリーチェは今までの言動から察するに戦人を屈服させられるかどうかのゲームを楽しんでいます。
穴だらけの推論ではありますが、「ベアトリーチェは確かに全能の魔女であり今回の惨劇が起きるよう煽ったものの、惨劇自体はあくまで人間の手によるもの」というのはかなり自分の中で固まりました。今後これを覆すようなことが起きるか、それとも正しいとわかるか……原作が未完結なのでアニメでの完結はかなり先になりそうですが、楽しみです。