華麗なるスパイ Mission1

日本政府のスパイ組織、内閣情報室秘密諜報部部長の霧山誠一(寺島進)がひとりの囚人と面会する。
囚人の名は鎧井京介(長瀬智也)。13件の詐欺事件で逮捕され、被害総額は一億円を超えるこの男は懲役30年の判決を受けたばかり。特技は瞬時にしてどんな人物にもなりきれること。相手の情に忍び込み、カネを奪い取るカメレオンのようにいくつもの顔を持つ。
霧山は京介に取引を持ちかけ、吉澤総一郎内閣総理大臣(渡哲也)と面会させる。京介は吉澤総理から、罪状の数と同じ13のテロ計画をスパイとなって阻止すれば本当の自由を与えると言われる。

京介がどう見ても「心が無い」と言われるほどのリアリストで冷徹な詐欺師には見えなかったり、秘密諜報部が芸人の集まりだったり下町の中華料理屋に厳重な監視付きで下宿したり徹頭徹尾お馬鹿なんですが、このライトさと荒唐無稽さが昔の金田一少年銀狼怪奇ファイルをやってた頃の土9ドラマのノリを思い出させて、なかなか面白かったです。とりあえず視聴は継続します。
それにしても手塚とおるは最近あんなアブない役ばっかりな気がします。